赤坂五丁目マラソンから見えたこと。

TBSオールスター感謝祭2017春での赤坂5丁目ミニマラソンは白熱したものでした。

優勝した森脇健児さんの「鼻水が汚い」とTV的にダメだったという評価もありますが、私はその姿をかっこ悪いとは思いませんでした。

コメントはスベっても、純粋に競技に向かう者の姿を見ました。

 

 


「赤坂五丁目ミニマラソン」はオールスター感謝祭の一つの企画で、世界で活躍した海外選手をゲストに呼んだり、逆にここからオリンピックを目指した猫ひろしさんがいるなど様々なドラマがあります。
番組の放送開始から、ほぼずっと継続されてきている“伝統”企画です。
“伝統”は続いてきたからだけでは達成されない、それに関わる人の思いがあったからこそではないでしょう。

今回優勝した森脇健児さんは50歳。
サッカーの三浦知良選手と同い年。
継続すること、あきらめないことの大切さが鼻水を垂らしながらのコメントから伝わりました。
このマラソンはランナーのスポーツ歴などでハンデがつけられますが、年令によるハンデはないようです。
むしろ成績優秀者や、経験がある選手はあとからのスタートになります。

私も不惑に近づいていますが、昨日の己と戦い続けています。
最近は「若い人には負けたくない」という思いを超え、自分に勝つことに目標が変わってきています。
森脇さんは優勝するイメージを持ち続け、自分に勝つために走り続けてきたのでしょう。
あんなにグシャグシャに嬉し涙を流す森脇健児さんの姿は「みっともないけどかっこいい」と感じました。


現在スポーツ“行う”ものから“観る”ものに変化してきています。
観る側は勝利を望み、かっこよさを求めます。
スポーツについて調べていたときに出てきた、近代オリンピック父祖クーベルタンの言葉を思い出しました。
クーベルタン曰く
『人生で一番重要なことは勝利者であるかどうかではなくて、その人がいかに努力したかで、同じようにオリンピックで重要なことは勝つことではなく参加することである』
出場するからには勝つのも大切ですが、周りがとやかくいうことではないのかもしれません。
勝ち負けは結果であり、ビジュアル面よりも内容をみることが大事。
『まずはやってみて、反省・工夫し、そして続けること』にこそ結果がついてくるんじゃないでしょうか。
子どもたちから「おとなげない」と言われながらも、それを伝えていけたらと思います。

 

 

近代オリンピックの遺産 (1974年)

近代オリンピックの遺産 (1974年)