半月板縫合手術が決まってからのお話。続きです。
●そして手術へ
ここで半月板損傷と診断を受けたんですが、家に帰って調べたところ半月板損傷の手術には二種類あります。
多いのは欠けた半月板の欠片や毛羽立った箇所を取り除く、クリーニング手術。
そして欠けた半月板を縫合する手術。
半月板は軟骨組織ですが外周部は血が通っており、損傷箇所や具合によって縫合ができることもあるとのこと。
私の場合はどちらになるかは開いてみないとわからないと言われました。
半月板損傷は前十字靭帯断裂と合わせて起きる場合が多く、その時調べた限りでは半月板損傷のみの症例は少ないようで、縫合術はもっと少ない例でした。
●長い入院生活
手術は無事成功。
全身麻酔であっという間でした。
結局、私はクリーニングではなく、丁寧に縫合してもらいました。
クリーニング手術だと病院によっては日帰りなんてところもあります。
多くは1週間程度で退院し、術後すぐに足を着けるようになります。
いっぽう縫合手術は外側半月板で初期の損傷だとおこなわれることがあるとのこと。
私は縫合手術でした。
縫合手術の場合、術後1ヶ月は手術した足をついちゃダメ。
下手すると縫った糸が切れて再手術と怖い話をされ、長い入院生活に突入しました。
●車椅子と松葉杖
リハビリは可動域の確保が主でした。
2週間は車椅子と両松葉杖での生活。
3週間目にようやく体重の三分の一荷重ができるようになり、車椅子は卒業。
4週間目で三分の二荷重が可能となり、片松葉に。
5週間目で両足荷重がオーケーで退院。
1日ずっとリハビリをするわけではなく、午前午後合わせて1時間程度でした。
また、2週間くらいアイシングは欠かせなかったと思います。
お風呂には入れず、週に一回シャワー生活です。
車椅子は慣れてしまえば意外とラク。
逆に両松葉は両手がふさがるので荷物を持ったりが出来ず不便でした。
●入院中のこと
入院時に身長体重を測り、そこから食事の献立が決められていたようです。
質素な食事で、いつもお腹が減ってましたが、必要なカロリーは満たしていたようで体重は増えました。
前十字靭帯断裂で半月板も手術した患者さんがいたんですが、縫合手術の自分のほうがリハビリの進み方や退院も後でした。
退院時期は本人が決めるので、両松葉のまま退院し、自宅療養の人もいるそうです。
自分は一軒家で自宅の階段も上がれないので、一人で歩けるようになるまで入院をすることにしました。
一度外泊もしたんですが、かなりしんどかったです。
階段の昇り降りやトイレに支えがないとか、なんでもない時は全く気が付きませんでしたが、今後必要になると思います。
その後のことや、入院費などについて、また続きます。