こちらのニュースを見て想像したのが張遼という三国志大好きコトリです。
『遼来々』が広まってますが、本当は『遼来遼来』です。
『遼来々』は吉川英治の三国志で出てきた表現なんです。
鬼やおばけのようなファンタジーな存在ではなく、実在の人が生きている間に恐れらたワケですから、とんでもない恐ろしさだったんでしょうね。
張遼といえば。
呂布配下で、後に曹操に使えた猛将で有名です。
呂布配下だった割に義に厚い人物だったようで、蜀の趙雲と並んでゲームではスキのないパラメータを誇ってたりします。
呂布配下で義理に厚いってのが、なんだか引っかかりますけど、戦術面では無類の強さを持っていたのは間違いないです。
それを証明するのに、押し寄せる10万人の敵軍の呉に対し、味方7000人で一歩も引かず、逆に精鋭800人を率いて敵の本陣まで迫り、呉の大将孫権を散々追い詰めた話が残されています。
その時のリアル三國無双な戦いぶりから、呉の街では泣く子に「遼来遼来」というと泣き止んだと言われています。
その後張遼が亡くなるまで、呉は魏に対しての侵略はせず、それが三国鼎立を決定づけたと言われています。
現代の遼来。
「鬼がくるよ!」は確かに「脅し」て言うことを聞かせるやり方。
「鬼が来るよ」はまだかわいいもので、「先生にいうから!」という捨て台詞を吐きながら「先生、あの子怒ってよ」と言われることがよくあります。
私はそんな時は「先生、それを言われても困るし、なんで怒らなきゃいけないの?」って返して、脅しの材料にはならないことと、自分でなんとかすることを伝えています。
「人生に必要なことは砂場で学んだ」の言葉のように、子どもは子どもの世界で社会を学んでいきます。
『絵本 地獄』を読む私としては「脅し」も適度に適切に使って行くべきと思います。